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2008年12月

2008/12/29

誕生日

昭和441228日スタッフ野口こと私が生まれた日。

野口家の二男坊としてこの世に生を受けた。

本当はもう一人兄がいるはずだったのだが、私の生まれる1年前の1225日に生まれて間もなく亡くなってしまった。

名前を梨花という。両親は女の子が欲しかったらしい。

そんなこんなで女の子のように大事に育てられた。

今の私を知っている方には信じられないかもしれないが、子供モデルが出来るくらい可愛く、近所のおばちゃんや幼稚園の先生達のアイドルだった。(隣のスタジオアリスのミムちゃんに写真を見せたら絶賛していた)

最近子供のころの私のアルバムをスタッフで見る機会があり、幼少期の写真の多さにビックリした。自分で言うのもなんなんだが、両親に愛されて育って来た事を実感した。

生まれてこの方、誕生日は祝ってもらうのが当たり前という横柄なスタンスで生きてきたが、ちょっと今年は違った。

朝、出社する前にリビングに両親を呼んだ。

私:「今日、俺の誕生日なんだけど…」

父:「あぁ、今晩なにかお祝いしようと思ってたんだけど何かするかい?」

私:「いや…誕生祝いの催促じゃなくて」

(今まで言ったことがなく、ちょと恥ずかしい気もするのだが、本当に思った気持なので…)

私:「父さん、母さん、俺を産んでくれてありがとう」

(両親はちょっとびっくりしたような顔をしていた。しばらくして父が涙ぐみながら)

父:「今まで生きてきてくれてありがとう」

(カウンターパンチだ!これにはやられた…)

私:「これからも頑張って生きるわ!じゃぁ~行ってきますわ!!」

母:「無理をするんじゃないよ。体を大事にね。」

(うわぁ~これにもやられた!追い鰹もビックリだ!!)

店に向かう車の中、涙が止まらなかった。(誕生日に泣くなんて、今までで生まれた時と今日の2回だけだろう。)

涙とともに横柄さが流れ出て、なにか優しい人間になれそうな気がした。

今日は生まれこのかた1番の素晴らしい誕生日になりそうだ。

卯月よ!津久井よ!今夜はおれ様の誕生日を祝いに飲みに行こうぜ!!

(あんた何にも変わってないじゃん…)

続く

おまけ

1228日(日)夜

ここはいつもの「どんさん亭」。

なんだかんだいいながらアゼリアサイクルスタッフ忘年会及び私の誕生祝いを兼ねて飲みに来ている。

卯月:「じゃ~野口さん乾杯の前に39歳今年の抱負を!」

(えっ?そう来るの?なんも考えてなかった…え~と…え~と…え~と…)

野口:「ん~40までに結婚する!!」

全員:「えっ!?」

津久井:「ずいぶんハイペースですね!まずは相手探しからですね!」

(この子ったら毎度のことながら、ズバリなこと言うね…)

でも来年の今頃「去年の40までに結婚って公言したやつ、一年延長してもらえないかな?」って言ってるような気がする(ってカラオケBOXぢゃないんだから…)

2008/12/22

どきどきメーター?

12月21日(日)快晴

ん~眠い…。時計は7時か…。昨日?は考え事をして夜中の3時になってしまった。

さらに昔見た映画ジョニー・デップ主演ティム・バートン監督の「シザーハンズ」がやっていて、見ていたら寝たのが5時になってしまった。(この映画とても切なく現実的?非現実的?で幻想的?な話)

今日は「アゼリアサイクル走行会」の今年最後?今年度最後の走行会。

(走行会は諸々の事情により、来年4月上旬までお休みとなります)

今日のメンバーはAB夫妻、ZEN氏、H澤氏、セッキー、私の6人。目指すは千葉県野田市関宿城。

AB奥様はロードバイクで初のセミロングライド。今年最後という事と、12月とは思えない陽気で20~25km/hのまったりライド。

まずはお店を出発して北川辺の道の駅を目指す。

まったりと休憩をし、リスタート!ZEN氏の「谷中湖通っていきますか?」の一言でコース変更。

「谷中湖」というのは古河の遊水地の中の湖、休日は釣り人、ウォーキング、インラインスケート、自転車実業団の練習、などの人々がいる。「サーベロM本氏」も良く走っている。

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しばらく走っていると白い「サーベロR3」を力強く駆る男を発見!噂をすればM本氏だ!!

みんな集まり談笑していると見たことのある緑のロードバイクが走っている「S水さん?」

H澤氏と追いかけることに。

やはり先日「FELT ZW25」をシェイクダウンしたばかりのS水氏だった。

S水氏の奥様はH澤氏が勤務する会社の事務をやっておられる方で、御懇意にしていただいている。S水氏は口数のあまり多くないダンディーな方で、奥様は明るく元気な方です。

今日はご夫婦で谷中湖に来られて奥様はウォーキングをされているとのこと。

しばらくすると「H澤さ~ん!」と元気のいい声!「あら~!野口さんもいたの~!!なら…」と奥様のお許しも頂き、S水氏も合流。M本氏と別れいざ関宿城へ!

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(谷中湖にて)

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(関宿城までもう少しですよ!)

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AB奥様!なかなか様になってますよ!!)

関宿城に到着しこれまた談笑!特にメーターについてはS水氏、AB夫妻も興味津津!

話は少し前に遡るが、店舗にてH澤氏と「ハートレートモニター」について話している時H澤氏が「ハートレート着けて好きな女の子の前に出たら、ドキドキがわかっちゃうのかな~?」と言っていた。

それを聞いてAB奥様H澤氏にいきなり抱きつく!平常心拍60H澤氏が心拍114に上昇!

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これにはいろんな意味でみんなビックリ!

再度挑戦するが変化なし!?これに負けじとAB奥様「じゃ~次回は胸の大きく開いたセクシーな服で…私こう見えて結構胸大きいんですよ!」

すると心拍120に上昇!これまたみんな大爆笑!!妄想で最大値をマークするとは…「妄想係長」もビックリだ!!

まぁ私の企画する走行会の休憩タイムは毎回こんなものだが、このまま話していると日が暮れるのでそろそろ帰ることにしよう。

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帰りは追い風もありAB奥様も25km/hは出ていた。

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(少し遅れてAB奥様。お腹が少しすいたよう。河原の草でも喰っときますか?)

「北川辺の道の駅」で遅めの昼食をとり、H澤氏とS水氏と別れ、残りの5名はアゼリアへ!

こうして今年最後の走行会は無事に終了!

来年1~4月は忙しくなること予測され、修理をお預かりすることが多くなったり、忙しく飛び回ってゆっくりじっくり話す機会が減るとは思いますが、なにとぞご理解ご協力いただき、また皆さんで走行会を楽しみたいと考えております。

今年もまだ1週間ほどありますが

「来年も私、スタッフともどもアゼリアサイクルをよろしくお願いいたします。」

続く

2008/12/19

ある男の話(その2)

それは作り話のような本当の話なのか、現実味のある虚空の話なのかは定かではないが…私ことスタッフ野口が良く知っている男の過去の話。

その男の生まれ故郷は地味な町だった。

子供の頃から人と違ったことをするのが大好きで、変わったことして人を驚かすのが大好きだった。

運動はあまり得意な方ではない方ではなく、バランス感覚も悪いくせに、自転車で暴れまわっては怪我をし、月に最低1度は接骨院に通っていた。

彼の父親は彼が成人するまでに腕か脚どちらか1本は無くなっているだろうと予測していたらしい。

ここから先は第3人称で話をするとややこしいのでその私によく似た男になりかわり話を進めることにしよう。

昭和40年代後半

今日はお母さんの自転車の後ろに乗せてもらい買い物に出かけた。

駅から東にまっすぐの道の1個目の信号で青になるのを待っていた。

信号の反対側にオートバイが青になるのを待っている。

カッコイイなぁ~。大きくなったらあんなオートバイ乗ってみたいなぁ~。

この間テレビでやってたアメリカの子供たちがやってる、スケートボードやBMXもやってみたいなぁ~。

僕の生まれたこの町ってそういうのがないんだよなぁ~。ん~アメリカに生まれたかったなぁ~。

(信号が変わった瞬間、パイ~ンと乾いた音がして、一瞬だがオートバイの前輪が浮いた、進んだ距離にして3m弱だろうか?すぐに前輪は地面に落ちた。)

すご~い!すご~いよぉ~!!あれがウイリーって奴なんだ~!!!僕の住んでる町も捨てたもんじゃないな~!!!!いつか僕にも出来るかなぁ~

時は過ぎ元号は昭和から平成に移った。

俺は15歳で生まれ故郷を出て、今は神奈川県で学生、電気工事技師、HONDAのモデル、バイクのレーサーと4足のワラジを履き換えながら生活している。

願いは叶うもの、いや実現させるものなのか?よくは分からないが子供のころに憧れていたものはとりあえず実現している。

その中でも予想外だったのがオフロードバイクのレーサーになっていたことだ。

草レースの延長のようなものだが先日は「ウインストン スモーキングホイールラリー」というレースで「ウイリー松●」さんとグアムに行って来た。

その人誰かって?ん~勝手に俺がウイリーの師匠と思っているんだけど、前輪のないオンロードバイクでウイリーしたり、羽織袴で左手であっぱれ扇子を持ってオフロードバイクでワンハンドウイリーをする普段は人の良いやさしいバイク屋の社長。

でもキレると相当怖いらしく、ホントかウソか知らないが店のオートバイを盗みに来た暴走族を捕まえて謝らないので店の裏山にショベルカーで穴を掘って首まで埋めたとか埋めないとか…。

角川映画「汚れた英雄」の草刈雅夫が演じるレーサーのスタントをしたこともあるプロレーサー。

敵には回したくない人だ…。

この人程ではないが大分ウイリーはうまくなった。

ウイリーしながら曲がったり、片手を放したり、直線が続けば2kmは軽くいけるだろう。

そうだ…あれには笑ったな…オートバイって前輪にメーターが仕掛けてあって、ウイリーしてると実際の速度が分からないんだよね…。大きな国道の信号待ちを先頭でスタートし、ウイリーして後続の車のスピードと比較してみようってやってみたんだけど、後ろを振り返ったら車がいないいんだよね…そりゃそうだよ…ウイリー失敗して、ひっくり返ったバカを轢きたくはないもんな…。

ここまで来るのに、いっぱいコケたな。後ろにひっくりかえったり、壁に激突したり、中でも酷かったのは防波堤の上でウイリーしたらカッコイイだろうなと思って半袖、半ズボン、サンダル、ノーヘルでウイリーして失敗して、バイクもろともテトラポットに向かってダイブしたことかな?

あれは落ちるスピードがすげーゆっくりに感じた

。本当に走馬灯のように過去の出来事が次から次に思い浮かんできた。

死ぬかと思ったもんな…。

逆上がりもできない、あれだけ運動が苦手だった子供が運動能力、運動神経、バランス感覚がずば抜けた人間になるんだから人生って不思議だな…。

さて今日はそんな感傷に浸ってる場合じゃないんだった…。今日は久々に帰郷し子供のころの夢を実現しに来たんだった…。

久々に帰ってきたものの、相変わらず静かな町だな…平日の昼過ぎとはいえ、駅前通りも車がほとんどない…。

でも懐かしいな…やはり故郷っていいものだな…。

そうそうこの場所。駅前通りの一個目の薬局の信号。

お袋の自転車の後ろに乗ってたっけ…。ほんのちょっとバイクの前輪が浮いただけなのに「ウイリーだ!ウイリーだ!!」って騒いでたっけ…。

あれはウイリーじゃないよ…フロントアップっていうんだよ…幼き日のオレ…。

今の俺ならあんなことは朝飯前だよ、幼き日のオレよ…もっと面白いものを見せてやるよ…きっとお前が見たら仮面ライダー?スーパーマン?いや多分目をまん丸にしてお袋の自転車の後ろで洩らすんじゃないか?

駅前のロータリーからここまで400m、次の小学校の信号200mまで…スタートのタイミングと車がいなければ十分走り切れる…。

では、いっちょやってみますか!車も人もいない…駅のロータリーを回り、一個目の信号が赤になり少し時間をあけてスタート!

アクセルを軽くあおり1速スタート!

半クラッチを当て2速にギアチェンジをしアクセルをあおり体重を後ろに掛けながらクラッチを放す!フロントタイヤが浮き安定するが、このままではエンジンが吹けきるので車体を後ろに倒し気味にしてギアを3速に入れる!

その瞬間1個目の信号が青になる。いける!

後はギア比が離れてはいるが4速にうまく入れば問題ない!入った!!後は慣れたものだ!1個目の信号を通過!

幼き日のオレ見てるか?そこにお袋の自転車の後ろに乗った自分を見たような気がした…。

さぁ2個目の信号はと?ギリギリ抜けたが、3個目の信号で捕まった。まぁ~こんなもんだろう。距離にして800mか良しとするか。

あまり人はいなかったが、市民の反応が気になるので駅に戻るとしよう。

戻る途中、初老のご婦人が両手を上げて何か叫んでいる。

なんだ?こういうのが好きなのか?それとも熱烈な俺のファンか?とりあえず止まってみよう。

良く見ると顔に笑顔の欠片もない…顔を真っ赤にして怒っている!

おばちゃん:「ちょっと!あんたなんて運転してるの!!」

(ヤバい…簡単には怒りを鎮めてくれそうにもなさそうだ…何かいい方法はないだろうか?

あっそうだ!この手で行こう!!)

俺:「どうしたんですか?何かあったんですか?」

おばちゃん:「どうしたんですか?じゃないわよ!あんな運転して!!」

俺:「えっ?あんな運転って?」

おばちゃん:「前輪がこんなに浮いてたじゃないの!」

俺:「えっ?それ僕じゃないですよ」

おばちゃん:「うそよ!だって真っ赤なオートバイに真っ赤な服に真っ赤なヘルメットであんたと同じ格好だったわよ!!」

(確かに俺の恰好は派手だけど良く見てるな…きっと長生きするね…)

俺:「あ~!それならさっきすれ違いましたよ!僕と似たような格好で、似たようなオートバイで前輪をグァ~って上げて東の方に走って行きましたね!」

おばちゃん:「えっ!あんたじゃないの?そっくりだったんだけど?」

(大分怒りのボルテージが下がって来てる…もう一息だ…)

俺:「確かに似てましたねぇ、あんな運転良くないですよねぇ、同じバイク乗りとして恥ずかしいですよ!ホントに!!」

おばちゃん:「アラごめんなさいねぇ…ホントに…そっくりだったものだから…」

俺:「いえいえ、いいんですよ」

おばちゃん:「あなたも気をつけて運転してね」

俺:「では、失礼します」

(やれやれ、なんとか収まった…。)

駅前のロータリーまで戻ったがあまり人の反応はない、もう一回やってみるか?

さっきと同じ様にスタートするが、違うことが一つだけある。おばちゃんだ!

いた!目が点になっている!

すれ違いざまに左手を放し、二コリと笑って投げキッスをする。

バックミラーで後ろを見るとさっき以上に両手を突き上げ体全体で怒りを表している。

アクシデントはあったが夢はまた一つかなった。

さて次はどんな夢に挑戦しようかな?

続く

2008/12/17

ある男の話

それは作り話のような本当の話なのか、現実味のある虚空の話なのかは定かではないが…

私ことスタッフ野口によく似た男の過去の話。

その男は24歳から32歳の夏まで東京に住んでいた。

趣味は自転車とオートバイとウイリーと酒…給料の大半をそれらにつぎ込んでいた。

簡単に言うとただの「ろくでなし」だ。

喧嘩っ早く、正義感が強く、ちょっぴりさみしがり屋な男だ。

彼の父親は彼の末路を「いつか繁華街でチンピラに刺されて死ぬだろう」と予測していた。

ここから先は第3人称で話をするとややこしいのでその私によく似た男を「野口」と称することにし、話を進めることにしよう。

1999年1224日クリスマスイブ

世田谷のボロアパートは年の瀬の寒さをしのぐのがやっとだ

6年勤めた会社を「ノストラダムスの恐怖の大王がやってくるので」という理由で6月に辞め、定職にも就かず毎日オートバイに乗り、プラプラと生活している。あっという間の半年だった。

世間では就職難といわれて渋谷のハローワークでは部屋から失業保険の手続きに来た人たちであふれ、自己理由の退社などはどうやら僕だけのようだ。「ノストラダムスが…」などと今、口にしたらどうなることだろうか?付きあっていた女が逃げるように去って行ったのもうなずける

職なし、女なしのクリスマスイブだが、不思議とさみしくはない…今日は恒例?のパレードがあるからだ。

なんのパレードかって?オートバイ仲間とサンタの格好してバイクを乗りまわし、景気が悪そうに歩く街の人々に幸せを届けるパレードさ。

(その男達の集まりは揃いのG-ベストに革ジャン、ブーツカットにエンジニアブーツにリッターバイクのバイク乗り集団、背中には「ALMANAC FAR EAST TOURS(アルマナック極東旅団)」の文字と方位磁針が刺繍してある)

時は遡ること数時間前、アパートの電話が鳴る。

ザキ:「もしもしノグッさん?ザキっす!サンタやりましょうよ!サンタ!」

野口:「いいけどどこで?神奈川?」(僕のチームの後輩は神奈川に住んでいるものが多 

い)

ザキ:「東京で!」

野口:「いいけど、あと誰がやるのよ?」

ザキ:「自分とアラとクロちゃんがいます。渋谷のハンズでサンタスーツ買ってノグッさんちに

    行くッス、ノグッさんサンタスーツあるんスか?」

野口:「サンタスーツと、トナカイスーツと雪だるまスーツ持ってるよ」

ザキ:「………とりあえず、あとで行きます!」

なんでそんなに持ってるかって?前の会社の上司の子供たちにサンタの格好して営業車のソリに乗って、プレゼントを配ってたからさ。でも俺がサンタの格好で運転して、道を知らない同僚がトナカイで助手席だったな…信号待ちが恥ずかしかったな…

そうだ田園調布のノザも誘ってみよう。奴もイブに男一人じゃ寂しかろう。

野口:「あ~ノザ?今日ザキとサンタやるんだけどお前もやる?」

ノザ:「マジっすか?やるッス!でもスーツがないッス!」

野口:「トナカイスーツならあるよ」

ノザ:「………とりあえず……あとで行きます………」(なんか不満そうだ)

しばらくすると全員集合。しかし神奈川組の3人の元気がない。

聞くところによると、渋谷のハンズに行ったがサンタスーツが売り切れでトナカイスーツしかなかったらしい。

もう一人不満そうな顔をした男が1人…ノザだ。顔は整っているのだが体はかなり細い、貧相な「キアヌ・リーブス」って感じだ。

ノザ:「なんでノグッさんがサンタで僕がトナカイなんすか?」(おいおい貸してもらう人間のセリフか?まぁいい交換してあげよう)

鏡には貧相なサンタクロースと、とても草食動物とは思えない恐竜のようにごついトナカイが写っている。ノザも理解したらしく渋々だが元の衣装に戻った。全員がボロアパートの一間で着替えを始める、学芸会もビックリのゴタゴタ騒ぎだ…着替え終わるとサンタが1人とトナカイが4匹。数的にはバランスが取れているが何かが変だ、貧相なノザトナカイと天まで届きそうな身長190cmの巨大クロちゃんトナカイがいる。なんかすごい事になりそうだ…。

まあいいとりあえず出発するか?スーツの上から揃いのG-ベストを着て帽子は懐にしまい、ヘルメットをかぶりグローブをし、イグニッションキーをひねる。爆音とともに重低音のエンジン音が響く。

野口:「ところで何処行くんだ?」

ザキ:「お台場行きたいッス!」

野口:「じゃぁ行こうぜ」

全員:「……………………」(トナカイ達が前に出ようとしない。)

野口:「どーしたんだ?行こうぜ!?」

全員:「…………道分かんない…………」

野口:「道分かんないって、目の前の甲州街道左折して新宿向かって首都高を高井戸から入ったらお台場まで1本だろ!?」

全員:「……………………」

野口:「わかったよ、俺が先導な!」

いよいよスタートだが何かが変だ…なんでサンタが先頭でその後にトナカイが続く?変だよ!って言うか恥ずかしいよ!早くお台場に行かなきゃ!脳裏には営業車サンタ事件が浮かぶ…あぁ悪夢だ…

案の定甲州街道では注目の的だ、早く首都高に乗りたい

首都高の渋滞情報盤を見ると中央道からお台場まで渋滞しこれから行こうとしている道が真赤に塗りつぶされている。まるでレッドカーペット、花道のようだ…トナカイを引き連れたサンタクロースが車をすり抜けながらお台場まで行くのか…。溜息も出ないぜ…。

料金所で通行料を払い料金所のおっさんに「メリークリスマス!」と挨拶をし、渋滞の中に突っ込んで行く。さすがに止まっているに近い車の間を100以上のスピードですり抜けるのはちょっとばかりスリリングだ。心臓を摑まれて押し上げられているような感覚がある。もし浮かれた若造が「運転こうた~い!」などとドアを開けられたらたまったものじゃない。何十メーター先の車の中の人の動きに注意をしながら運転をしなければならない。

車の中の人たちの動きはだいたい予想出来る。バックミラーにバイクのヘッドライトがぽつぽつとともり始めた瞬間に爆音が響き渡り、気がつくとサンタを先頭にトナカイ4匹が走り抜けてゆく…

大体の人間は唖然とし笑いだすだろう。滑稽で愉快だ。まさにクリスマスだ。めでたい、めでたい。

とりあえず無事お台場に着く。「お台場デックス」に向かうが周りはカップルばかりだ。

しばらくカップルたちは遠巻きに不思議な集団を眺めているが、女のほうが近づいて「一緒に写真撮ってもらっていいですか?」と可愛らしく声をかけてくる。だいたい男の方は交渉が成立すると、あまり関心なさそうに「しょ~がね~な~」ってな感じで写真を撮る。

やがて記念撮影のラッシュとなる。なんか人気物になった気分だ。

しばらくすると

女の子たち:「うわぁ~!トナカイ、デカっ!」(クロちゃんトナカイのことだ)

女の子たち:「身長どのくらいあるんですか?」

照れくさそうに

クロちゃん:「2m11cmです」

野口:「な~クロちゃんて、2mも身長あったっけ?」

アラ:「トナカイの角含めるとそ~らしいッス」

普段おとなしいクロちゃんもエンジンがかかってきたらしい。

アラとザキも相当エンジンがかかってきたらしい。聖なる夜の記念撮影なのに、「志村けんのバカ殿のアイ~ン」をやっている。しかもカップルにまで強要している。こんな観光地でトラブルを起こさなければいいのだが…。この二人とても仲が良く揃ってテンションが高くなるとナンパが始まり、乱闘事件を起こす始末。本当に仲が良く、一緒に留置所に一晩泊まるくらいの仲の良さだ。

しかし記念撮影をとれどもとれどもきりがない、いい加減疲れてきた。

記念撮影が終わると女の子から「寒い中、お仕事がんばってくださいネ!!」などと言われるが

メンバー全員力強く「趣味です!!」

大概みんな唖然としている。当然だろう…こんな頭の悪い連中はざらにいないだろう。

いい加減疲れみんなベンチに寝転がり頬杖をついて煙草を吸っていると周りから、「ガラの悪いサンタとトナカイだ!」とか「仕事サボってるサンタとトナカイだ!」と聞こえてくるが、

メンバー全員:「仕事じゃなです!趣味です!!」

さて疲れてきたし、飽きてきたので帰るとするか…。しかし何組のカップルと写真撮影をしたんだろう?そして何組のカップルが生き残るだろう?ま~俺の知った事ではないな。でも「アイ~ン」をやっているサンタとトナカイ達の写真が全国にざっと100枚以上存在するかと思うと笑えて来る。

帰りの首都高は真夜中の2時を回りガラガラで祭りの後って感じだ。左手にお台場を眺め、アクセルをひねる、メーターは一瞬で180に針が到達する。年の瀬の空気は冷たいが、騒いだ後にはとても心地よい…。そんな余韻に浸っていた時だった…風圧でサンタベルトが吹っ飛んだ!サンタひげもサンタキャップも吹っ飛んだ!あぁ来年はサンタスーツ新調しなければ…でも当日に買いに行くのはやめよう、売り切れているだろうから…。

その2に続く

2008/12/04

忘年会

1129日(土)夜

今夜は先日の「龍勢ヒルクライム」の打ち上げ及び「ロード組」走行会メンバーとアゼリアサイクルのごちゃまぜ忘年会。

メンバーはいつもの吞み会メンツとAB夫妻と成人最年少のセッキーが参加の14名。

毎度のことながらおかしな吞み会だが今回はさらにヒートアップ!

写真を撮る暇もなく、撮れたとしても掲載出来ない様な事ばかり…。

パワハラあり、逆セクハラあり、呑み過ぎなのか?緊張なのか?自己紹介で自分の名前を間違えるT澤氏いやH澤氏あり、阿鼻叫喚の酒池肉林…なんじゃそりゃ?

自転車屋仲間に言わせると、とてもロード系の飲み会とは思えないらしい。

特に不思議だったのが自己紹介。なぜみんな「オチ」を作るのだろう?素敵なエンターテナー達だ!

まぁ~「類は友を呼ぶ」?もしくは「朱に交わればなんちゃら?」で私がおかしな人なので、しょうがないのだろうか?(ウソウソ!おかしなのは私だけです!!)

しかし参加していただいた方々の今年一年もしくは近年の思い出の中に「アゼリアスポーツ」が大きく関わっていること、自画自尊かもしれないが私を含めスタッフ「卯月」「津久井」のファンが多いことに驚かされた。(もっとも驚かされたのは強烈な「野口」大ファンが存在したことかな?笑?)

正直皆さんの自己紹介を聴きながら不器用ながら頑固に実直に正直な仕事をしてきてよかったと涙がこぼれそうだった…。

あの日、32歳の夏、失ったものは大きかったが、それがなければここにいる仲間には出会えなかったのだろう…人生には「もしも」とか「たら、れば」などという言葉はないが、もしあの出来事がなければ未だに肩で風を切り、世の中に対して斜に構え、偶然があれば赤の他人としてみんなと、どこかの町ですれ違っているのだろうかと考えるととても切なく、悲しくなってくる…。

ちょっぴりセンチになってしまった…。

さて気を取り直して、今月走行会はまだ企画されてはいますが、今年度カレンダーも残すところあと一枚!まだ今年は終わりではありませんが忘年会に参加していただいた方々、出来なかった方を含め、スタッフ一同来年もよろしくお願いいたします。

後日談(野口と卯月と津久井の会話)

卯 月 :「いやぁ~野口さん忘年会凄かったですねぇ~、強烈でしたねぇ~!」

野 口 :「でも色々あったけど、楽しかったよな、みんなも楽しそうだったし!」

卯 月 :「これは伝説ですね!」

野 口 :「いや…序章だろう…」

津久井:「……………………。」

続く

2008/12/03

落ち葉

11月30日 () MTBでK山周回コースに行ってきましたっ☆

数人に呼びかけをしたものの皆さん用事があったり忙しいようで、今回はM田さんとボク2人で走ることとなりましたぁ!

朝8時30分 どまんなかたぬま道の駅に集合。

前日に「アゼリアスポーツ忘年会」を行い(運転手だったので飲みませんでした。)刺身を食べすぎたのか、どうも朝からオナカの調子が悪い~

M田さんに「おはようございま~す。」の挨拶をするとトイレに駆けこむ。。。

今日一日不安をいだきつつもサクサクッと愛車を組み、軽くからだをほぐして出発!

今回は、準備運動もかねて自走(3Kmほど)でK山を目指すことに!

カラッと気持ちいいくらいに晴れて暖かく、走りやすい天気です☆

風はビュービューふいていましたが、山に入ってしまえば林がさえぎって、ほぼ無風になるので問題ナシ!

ゆっくりと休憩をとりつつ増えてきた落ち葉を踏みしめながらジワジワと登っていきます。この落ち葉たちが下りで厄介者になるとは思いもよりませんでしたぁ

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登りの頂上付近で展望台へのルートを登ってみることになり、約100mの急斜面で半分以上MTBを押して上がるハメに!

展望台といってもパッと見晴らしがイイ!

…とまでいかず、休憩所といったところでした。

しばらく休んでいると、御年輩のハイキング集団に取り囲まれましたっ!

展望台に来るまで後方に集団の気配はありましたが、予想以上の12~13人!!

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満員です。

おばちゃんにカキの差し入れをいただき体力回復っ☆

しっかり休憩もとったところで下りへ!

登りでは気にならなかった落ち葉たちが裏の顔を見せました!

まず、路面のデコボコを覆い隠してきれいなライン取りができない~ ブレーキングでもタイヤが滑ってしまう~ なんてことに!

しかも木々の切れ間からの日差しも強く、路面の明暗の差が激しくて先が見えない。なんてこともしばしば…

いつも以上に気をはって下ることになりました。

けど、ボクは険しい状況の方が集中できるタイプなので、いつもと一味違うキンチョー感を体感しながら下れました!

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M田さんから一枚。

なかなかお気に入りの一枚ですよ☆

毎回走るたびに表情を変える山のシュチュエーションを感じながら走るのも、またMTBの楽しみの醍醐味ってやつですね☆

M田さん今回もお疲れ様でしたっ! 次回は是非大人数で走ってみたいっスね☆

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